ナポリタンの味付けはシンプルでも美味しい


皆さんは、パスタを使った料理といえば何がお好みだろうか。ボロネーゼ、カルボナーラボンゴレ、明太子クリーム、ジェノベーゼ、マカロニグラタン……私が一番好きなのはラザニアだ。あの薄い板のようなパスタが大好きなのに、なかなかお目にかかることができないのが残念なところである。昔、デニーズで食べていたく感動したのだが、数年前に提供を終了してしまったようだ。デニーズといえばラザニアだったのに。他にもスタバのメニューに小さいラザニアがあったが、なかなか油っぽいので注意である。
今回は、そんなちょっとお高くとまったラザニアではなく、庶民の味ナポリタンについて話したい。


ナポリタンは意外と奥が深い

前述したように、ラザニアが大好きな私にとって、ナポリタンは今まであまり魅力的ではなかった。誰しもが胸に秘めているであろう「晩御飯のメニューがっかりランキング(失礼)」に、おでんや麻婆豆腐と共に余裕でランクインしてくる。ケチャップで味付けされただけのナポリタンは、ジューシーなナスのミートソースや、まろやかなクリーム系のパスタより、なんとなくつまらなく感じてしまうのだ。
しかし、いざ自分でナポリタンを作ろうとレシピを調べると、意外と味付けにバリエーションがあり、複数の調味料を使うということが分かった。
検索上位にあがってくるだけで

  • ケチャップ・にんにく・塩
  • ケチャップ・コンソメ・コショウ
  • ケチャップ・砂糖・バター
  • ケチャップ・牛乳・砂糖・塩コショウ

などなど。それぞれのメニュー提唱者がナポリタンという料理に特別な想いをもっていることが分かった。私も張り切って、一番下のもので挑戦したのが、結果いろいろ計量して入れた割にビミョーな仕上がりになってしまったので、それきりナポリタンは作らなくなってしまった。ナポリタンごとき(失礼)に手間をかけてたまるかという歪んだ思想があったからだろう。


第二のナポリタン人生

あれから2年(多分)。ナポリタンに再び向き合うときがきた。育休主婦として毎日晩御飯をせっせとこさえていると、メニューのマンネリ化防止としていろいろな料理を作りたくなる。献立のローテーションを考える上で、玉ねぎ・ピーマン・ウインナーのみでもなんとなく格好がついてコスパ良しナポリタンを定番から外すのは愚策。今後の我が家の台所事情的にも、あの日サヨナラを告げたナポリタンにもう一度向き合おうと思った次第である。検索をかけたところ、シンプルで「美味しい」と思えるレシピに出会えたので、以下のページを参考にして3つのポイントを紹介したい。
note.com


レッツ!クッキング

ポイント1
しっかりと下準備をする。特にケチャップの計量を正確にするように書かれていた。たしかに勘で調理をして上手くできた試しがない。マッシュルームも入れたいところだが、使わない。高いから。バターも、健康のためにオリーブオイルに置き換える。ちなみに、ナポリタンの加工肉、ハム・ベーコン・ウインナー論争については、このページが一読の価値ありである。
www.hotpepper.jp
私は生じゃないハムがあまり好きではなく、ベーコンを使うなら他のパスタを作りたいので、ウインナーでガッツリナポリタン一択である。
話が逸れてしまった。

  • 具材を切る
    • 玉ねぎ
    • ピーマン
    • ウインナー
  • 調味料を計る(2人前)


この2つの調味料で美味しく出来る。正直に言うと、いろいろ試すのが苦なので、もうこれが正解だと思うことにした。我が家のナポリタンはきっと一生この味。



ポイント2
麺は引き締める。参照元では冷蔵庫で数時間寝かせているが、普通に待ちきれないので、ざるにあげて水で洗う程度にした。勝手に簡易化したため、これだけで意味があるのかよく分からないが、2回作って2回とも美味しくできたので帰納法的にマルなはず。



ポイント3
ケチャップをしっかりと炒める。水分を飛ばすことで、べちゃっとした仕上がりになるのを防ぐのだ。


鍋肌にケチャップが付くくらいまでしっかりと炒めたら、麺を投入して完成。しっかりと焼き付けたほうが香ばしくて好き。



以上の工程で美味しいナポリタンを作ることができる。あとはお好みで粉チーズとタバスコをふりかける。ナポリタンはタバスコ星人にはたまらない料理である。ジャンキーなお味。

勝手に気難しさを感じて敬遠していたナポリタン。3つの簡単なポイントをおさえて、庶民として楽しいナポリタン人生を歩んでいきたい。