袋ラーメンを牛乳で作ると旨い

家でのお昼ご飯問題

昨年末、産休に入ってから、毎日自分で昼食を用意しなければならなくなってしまった。今までは超健康的格安社食の恩恵を受けていたので、結構な痛手である。臨月にやたらと出歩くわけにもいかないし、かといって自分しか食べないのにガッツリ調理する気にもなれない。そんな時に大活躍するのが袋ラーメンである。自称健康志向派を名乗ってはいるが、それと同時にケチもとい倹約家なので安く済ませてニンマリ。カップラーメンのような立体のゴミも出ないし、味もコントロールできるので、ステイホーム時においてはコスパ最高の食べ物なのだ。

袋ラーメンにも醤油・塩などバリエーションがあるが、私が好きなのは味噌味。特に、味噌ラーメンを作る工程に牛乳を加え、若干洋風にアレンジして食べるのが好きだ。レジバイトの昼休憩時に自宅でササッと昼食をとることが多かったため、手軽にコッテリした料理が食べられるように編み出した。自分ではミソナーラと呼んでいるが、袋ラーメンアレンジレシピは散々出尽くしていると思うので、アイデンティティを保つために検索をかけないようにしている
(このブログを下書きしてから1週間ほどマゴマゴしていたら、Twitterで同じものがバズっていた。案の定。みんな考えることは一緒である。)

ちなみに、私が袋ラーメンに牛乳を入れようとしたきっかけは、進研ゼミ小学講座の読み物教材に載っていた生活の裏ワザで「シーフードヌードルを牛乳で作るとうまいよ!」と紹介があったのを覚えていたことである。遥か昔の記憶だが、キッズ(いのうえきずな)かラッキー(むらきこすも)が確かにそう言っていた。いや、理知的なカンがえるだったかもしれない。小学生の私は「いやいやそうめんにフリカケとかは分かるけど、コレは絶対マズいでしょ…」という思い込みから、牛乳ヌードルに挑戦することはなかった。というか、そもそも牛乳を始めとした乳製品がそんなに好きじゃなかった。
幼き日に冒険を諦めた私は、あの日、あらゆる固定観念を振り払い、大人への階段を登ったのである。



レッツ・クッキング!

製作における注意点だが、お好みのミソナーラを作るためには、以下3点のパラメーター調整が必須である。

  • 全体の水分の量(カルボナーラ風・スープパスタ風)
  • 牛乳の割合(こってり・さっぱり)
  • スープ量(濃い・薄い)
  • 麺の伸び具合(かため・ふやふや)

今回は

  • 水分少なめでカルボナーラ
  • ややこってりめに牛乳50ml・お湯25ml
  • 付属のスープ半分
  • ふやふや

での作例である。スープを吸ってノビノビの麺が大好きなので、いつもこんな感じ。スープの量が半分なので、普通に作って全部飲んでしまうより健康的だと思っている。それでは作ろう!



①ケトルで湯を沸かし、麺を茹でる


②面が柔らかくなったら一旦湯を捨てる
※健康志向派の最後の抵抗


③お湯・牛乳・スープを投入し、好みのかたさまで煮る
健康志向派なので、申し訳程度に生協の冷凍ほうれん草も入れる


完成

この日は火を止めてすぐに全卵を混ぜ入れてカルボナーラ風にしてみたが、くどくなってしまったので無い方が良いかも。


他の作例・トッピングについて

アイキャッチ画像のミソナーラは、スープパスタ風。ブログの記事にしようと思い立つまで計量したことがなかったので、水分量は不明。入れすぎた感があるが、それでもちゃんと美味しいのがミソナーラ。水分が多い場合はスープの粉末は多目がよい。
ちなみに、かかっている赤い粉はパプリカである。




こちらはお湯200ml・牛乳50mlで作った。ここまで来るとほぼ普通の味噌ラーメン。




とろけるチーズをインした作例。少し牛乳を入れただけで、味噌ラーメンを母体としているのを忘れるほど洋風になるので、チーズやタバスコがバチクソに合うのだ。

まとめ

気まぐれなベビーとの生活の中でも、パスタより簡単に作れるミソナーラは大活躍。育児に追われるあなたも、倹約家のあなたも、騙されたつもりで牛乳たっぷりめカスタムで挑戦してみてほしい。