赤子はただじゃ眠らない〜出産レポ⑦

今更感が否めない

出産の記録は書ききったのだが、入院中の記事が下書きで終わってしまっていた。一応記録として残しておきたいので、超今更だがまとめておきたい。よかったら読んでね。

1日目の朝

痛みや感動でもやもやとしているうちに朝になってしまった。1時間の連続睡眠を2回とっただけなので眠い。尿意はないが、トイレを済ませる。赤ちゃんが産道を通ると感覚が鈍くなってしまうそうだ。尿意を感じなくても、5時間間隔で行くように指導があった。
朝7時30分ごろ、待ちに待った朝ごはん、ささやか。10分で完食。味噌汁に牛乳という取り合わせだが、仕事柄慣れている。食後、胃が満足したのか、夜よりグッスリ眠ることができた。朝、昨日もも氏(仮名)を取り上げてくれた助産師さん登場。優しい。様子を聞かれたので後陣痛が痛い(頭痛が痛い?)旨を伝えると、お腹を触って「これくらい戻りがいいと痛いと思います〜!」と元気に言われた。良いことだと思っておく。
昼中まで時々来る下腹部の痛みに耐えながら、授乳についての本を読むなどしてダラダラと過ごす。もも氏は小児科医の診察に行っているそうで、まだ昨晩預けたままだ。
ここで主人登場。自宅に帰ってしっかり眠れたようだ。来て早々、ベッドと私の尻にアツアツのお茶をぶちまけてくれたので、シーツとパジャマを取り替える。私に引けを取らないおっちょこちょいである。熱々の煎茶がかかったのが、小さな小さなもも氏でなく、私の尻でよかった。これこそ母性本能である。ちなみに、退院直前に、今度は私がお茶をぶちまける事件があったので、やはり似たもの同士である。
シーツを取り換えてもらったところで、もも氏登場。やや、顔に大きな傷がついているではないか。大きなばつ印は、さながら緋村剣心である。昨晩爪を切ったのに、大変無念。ちなみに、例えに使っておいてなんだが、私はるろうに剣心を履修していない。どちらかといえば武装錬金世代で、昨日リアルに臓物をブチ撒けたばかりである。

はじめての母乳とミルク

早速授乳の指導。深く咥えさせようと思っても、上手くいかずに痛い。この日は結局、2回の授乳でおっぱいが瀕死状態になってしまった。戦闘不能である。 

area6062.com産院で講習は受けたが、知識だけではどうにもならない現実がそこにあったのだった。机上の空論。事件は産婦人科病棟個室で起きているんだ。
とりあえず、手で搾乳をしたものをミルクに混ぜて飲ませることにし、メデラのピュアレーンを塗り、回復を待つ。刀剣乱舞の手入れ部屋に入った感じ。とうらぶ、もう何年もログインしていない。推しは薬研くん。
ミルクは一回、雀の涙のような10mlである。もも氏は、これを一瞬で飲み干し、口をチュパチュパさせて、ホニャホニャと泣き喚く。夕方の授乳時には泣き止まなかったので、助産師さんに相談し、更に10ml追加した。

はじめてのミルク拒否

排泄が無かったのが気になったが、ここに来てものすごい音と共に大も小も登場した。ブーの直前はミルクを与えようとしても哺乳瓶を咥えないことがわかった。助産師さんにオムツ替えの方法を教えてもらう。「最初は見ますか?それともやります?」という問いに、「パパがやります」と私が答える。慣れない手つきでの、初めてのオムツ替え。初めてがデッカい大であった。主人はしっかりと完遂して帰っていった。おやすみ。

はじめての寝ゲロ

23時ごろ、ミルクを飲んでオムツも替えて、スヤスヤと寝始めるかと思いきやゲボゲボと盛大な寝ゲロをしたので、焦ってナースコール。まだ羊水が吸収されてないことから吐き戻すことが多いらしい。服を替えてもらい、一安心したと思ったらセカンド寝ゲロ。寝ゲロを見張りながら、夜は更けてゆくのだった。

はじめての背中スイッチ

時刻は2時22分。しめしめ寝たぞ…と思ってももちゃんをベッドに置くと起きてしまった。これが噂の背中スイッチとやらではないだろうか。思ったように寝ないことに定評のある赤子の洗礼を受けた。

この日の教訓

  • 飲みたそうだからとミルクを足しすぎない
  • げっぷをしっかりとさせる
  • ガーゼはたくさんいる

 

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