熱しやすく、冷めやすく〜月齢4ヶ月ダイジェスト

 

5ヶ月になりました

「もはや産後ではない」

そう宣言したのは、大型連休の明けの5月16日。出産からバタバタと4ヶ月が過ぎ、やっと家事が一人前にこなせるようになった。一人前に…とは、例えば夕食後に食器を洗ってシンクまで磨いたり、洗濯物を溜めなかったり、洗面所を髪の毛で詰まらせなかったりだとか、つまりそういうことである。まだムラはあるが、自分の満足いくまで家事ができる日が増えた。これは、我が子の睡眠サイクルが安定しはじめたことに起因していると考えられる。「まとまった睡眠は、心身の健康にとって大変重要」。身をもってそう感じたのだった。
母の健康は、ベビーの成長一つで左右される。また、ベビーの健康も、母親の愛情や知識に左右されるのだ。世間では、これをニコイチと言う。

近況だが、ももちゃんが5ヶ月丁度になった日から離乳食を始めた。これから子育て及び離乳食について情報収集される方に取り急ぎお伝えしたいことは、「2019年に授乳・離乳の支援ガイドの改定があって、卵の取り扱いが変わったよ(事実)」「発達上、哺乳瓶の次はスパウトやストローではなくコップ飲みの練習をすると良い(らしい)」「離乳食超初期のドロドロ十倍がゆを作るには米粉優勝説(持論)」の3点である。また、米粉粥については別の記事で紹介したい。



言いたいことを図にしようとして失敗した図です。上で言ったことと全然違うけど、これはこれで真実。Tシャツはホントは英字。喜こびて…。

それでは、今月の親バカ備忘録を始めます。
※先月の親バカ備忘録はこちら

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生後4ヶ月目ダイジェスト

大きさ
ももちゃんは現在8.3キログラム。また1ヶ月で900グラム増えた。体重増加が緩やかになってくるのはいつなのだろうか。成長曲線に辛うじて収まっているという感じなので、やや心配である。増えないのも増えすぎなのも心配。寝すぎも寝なすぎも心配。何事も極端であることに心配は尽きないのだなという感想。超適当に測った身長とのバランスは悪くなさそうなので、今のところは来週行われる自治体の4ヶ月健診を楽しみにしている。(例のアレの影響で延期になっていた)


からだ
びっくりするほど体を捻って転がろうとしたり、両足を棒のように伸ばしたりして、オムツ替えへの協力的な姿勢がみられなくなってきた。つい2ヶ月ほど前まではパンツタイプの有り難みが全く解らなかったが、そろそろテープタイプを卒業しなければならないようだ。
紙オムツはたくさんのメーカーから商品が販売されている。各メーカーの中でも、高級なプレミアムバージョンのオムツがあったりする。例えば、パンパースで言えば「さらさらケア」はお値打ちで、「肌へのいちばん」は質がよくてメチャ高い。そういった各商品の中で、「新生児・S・M・L・それ以上のビッグサイズ」というサイズ区分、更にテープタイプよりパンツタイプに分かれる。大体1パックの価格はどのサイズも同じ。サイズが大きい方がパックに入っている枚数が少なく、パンツタイプになると更に枚数は少なくなる。なので、サイズアップしたり、パンツタイプを購入しようと思うと割高になるのだ。一枚たかが十数円の世界だが、凄まじい量を消費するし、やわやわでデリケートなベビーの肌に合うかどうかという問題もある。これから子育てされる方は、オムツに泣かされないように覚悟しておいていただきたい。
話が逸れたが、「ちょっと高くついてもパンツタイプに変えなければならないほど元気がいいよ」ということを伝えたかった。

ずり這いは、相変わらず前進しないのだが、うつ伏せ時にお腹を中心として360度回転できるようになった。実際、羅針盤の針のようにクルクルと激しく回るわけではないが、手足を上手に使って興味がある方に頭を向けることができるのだ。おもちゃに夢中なももちゃんの背後にまわって「ちょっとスマホ見ちゃお…ポチチ…」などとやっていて、ふと顔を上げるとバッチリ目が合ってしまったりする。ケータイ依存症の母でごめんね。気づいたら向きが変わってるな〜ということがだんだんと増え、5月31日に、45度の回転を2回繰り返し、前後の向きが入れ替わる様子を目撃したことで、この成長が発覚。とにかく足を床に突っ張ってみたり、アグレッシブなご様子。


食事
引き続き遊び飲みがあるが、少しだけパターンがみえてきた。一口飲んで私の顔を見つめるときは、目が合うとニコッとして、また飲み始める。この確認行為になんの意味があるのだろうか。全く解らないが、可愛いのでよい。
離乳食については、今のところお粥を嬉しそうに食べているので好調。
バースデイ(しまむら系列のベビー用品店)で250円くらいで購入したこちらのコップがお気に入りである。すごい勢いでかじりつく。まだコップ飲みは上手にできないので、麦茶を与えようとするとシリコンビブに八割方流れ込むが、それを眺めることすら愛しい時間である。地道に頑張ろうね。



言語
4ヶ月半前後は、「ウキー」という架空のサルのような言葉を発するのがブームだった。もう少し正確に表現すると、小声で「うっ……き……うっ……きぃ…」と語りかけるような様子であり、どうぶつ奇想天外のお茶目な「ウキー!ウキー!」とは全く違う。特に「ki」の発音を繰り返して楽しんでいる様子だったが、最近はあまり聞かなくなった。ちょっと寂しい。
また、下唇を使った発音にもお熱。「ブブブ」と口の周りを泡だらけにしていると、主人が「カニだね」と揶揄する。あとは言葉というより、かまってくれと言わんとして「キャー」と高く叫んだり、批難するように「アムマウ」と唸っているような印象が強い。



感情
不快の感情表現がより豊かになった。「ちょっとだけ不機嫌」とか「泣きそうなのを我慢する」とか、無表情から泣くまでのグラデーションがついたような感じ。ヒヤヒヤするが、これも成長の一つなのだろう。快の表現については、声を出して笑うハードルがやや下がったように思う。脇腹を少し撫でただけでキャッキャと笑うこともある。大変可愛らしい。


知性
残念ながら、足の爪先掴みブームはすぐに過ぎ去ってしまった。コロコロしてて可愛かったのに。またやってくれるかな。
平日ワンオペ風呂時に沐浴をしているのだが、頭から湯をかける際に、自分で目と口を閉じることができるようになった。最初の頃は、顔文字でしか使わない「Д」のように口を開けてしまい、口の中にお湯が入ってびっくりポカーン状態だったので、大変な進歩である。しかも、実際に湯をかけず、掛け声を聞いただけで水に備えることができる。めっちゃすごい。
このことが嬉しすぎて、ツイッターにて「聞いてくれ〜!」という書き出しで報告したら、フォロー内外含めて147いいねもらってしまった。みなさん聞いてくれすぎ。



遊び
布絵本をがさがさとしたり、床(ベッドシーツやジョイントマット)をジュッジュと音をたてて吸うのが好き。お気に入りは、ジョイントマットの端っこと、お尻拭きのパック。ガサガサと音が出るボールを転がして遊ぶ際には、恐らく本人としては手でつかもうとしているのに、うまく扱えず弾き返してしまうことが多い。結果、親子でキャッチボールをしているような様子になるので、親としては仄々としてしまう。
なんだかんだ言ったが、今一番好きな遊びは、親の手や腕をカミカミすることかもしれない。歯茎は思っていたよりかたい。ご機嫌なももちゃんは可愛いのだが、そろそろ歯が生えてもおかしくない時期に入ってくるため、先が思いやられる。あと、爪をギチギチに立てて全力で腕を鷲掴みにするのもちょっと困っている。赤ちゃんの握力を侮ってはならない。
5月27日にはNHK視聴者デビューを果たしたが、ももちゃんより母の方がハマってしまった。Eテレの「コレナンデ商店」と「おかあさんといっしょ」を毎日欠かさず観ている。豪華な製作陣による音楽やPV、何より体操のまことおにいさんがたまらなくラブである。おにいさんと呼びつつ、自分より十数日後に生まれた方なので、実質は私がおねえさんである。Eテレの好きポイントについても後日詳しく語りたい。ももちゃんのお気に入りは、人形劇「ガラピコぷ〜」のパート。

総括

ももちゃんのマイブームの移り変わりが多い1ヶ月だった。自分の足を熱烈になめなめしている写真は残っているが、「ウキー」という声はまだ収められていない。その時々の姿を記録していかないと、あっという間に成長してしまうのだなという切なさを感じる。まだまだずっとバブーでいてほしいななんて、少しキリッとしてきた寝顔を眺めながら思うのだった。