食いしん坊のためのライフハック①

ぼくたち食いしん坊

世の中には食いしん坊と、そうではない人がいる。私は食いしん坊でない人が羨ましい。食べ終わったミートソースの皿を舐めたりケーキのセロハンについたクリームをフォークで刮いだり、そんな卑しい子ども時代も過ごしていないだろうし、たくさんあったはずのチョコレートがいつのまにかなくなっていて、包み紙が辺りに散乱しているような経験もないだろう。隣の人が食べているものが欲しくなってしまったり、お腹が空きすぎて動けなくなってご飯が作れなかったこともないだろう。いいなあ。
主人は、最初私の「一口ちょうだい」を嫌がって「自分で頼みなよ〜」と言っていたが、最近では「ちょっと食べる?」と積極的に分けてくれるのでラブである。私は、一口とはいっても本当にほんのひとかけらしか貰わないようにしている(つもり)。なぜかというと、幼少期に父親に「一口くれよ〜」と言われて、ソフトクリームのコーンから出ている部分を根こそぎ持っていかれるという苦い経験を何度もしているからだ。主人も、私の「一口」の奥ゆかしさ故に理解を示してくれたに違いない。

一手間でコスパ爆上がり

前置きが長くなってしまったが、食いしん坊の私がおデブにならないように気をつけていることを紹介したい。
先日、京都土産にフィナンシェをもらった。手のひらサイズの小さい焼き菓子。油断すると一度に三つくらい食べてしまいそうになるが、以下のようにあえて一手間かけるのだ。

このようにお洒落な小皿に乗せ、デザートフォークで10口くらいに分けて味わう。ちなみに、このお皿は以前紹介したstudio m'のアーリーバードだ。 

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パウンドケーキなどの個包装の焼き菓子は、封を開けてそのままかぶりつくと生地がポロポロ崩れ落ちるため、どうしても大口で食べてしまう。大口で食べる良さも勿論あるのだが、この一手間で美味しいおやつを少量で長時間味わうことができるため、非常にコスパが良い。甘いものがつい止まらなくなってしまう皆さんに、ぜひ試していただきたい。

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