子どもを一人生んで、歯を一本失った

無念の虫歯

昨日の朝、リンゴを食べていると、口の中でガリッという感触がした。種か何かを噛んだと思っていたが、しばらくして普段歯があったところに歯がないことに気がついた。慌てて鏡で確認すると、右奥の一本の歯が4分の1ほど大きく欠けているではないか。舌で触ったときは一本丸々無くなってしまったような感じがしてドキッとしたので、思ったよりはマシではあった。それでも大きな大きな欠け。やってしまった。ただただ悲しい。

夕方、3年前まで通っていた里帰り先近くの歯医者に赴くと、よく喋る女性の先生が診察してくれた。「ちょっとこれはマズイわね」と渋い顔。原因は歯と歯の隙間にできた小さい虫歯なのだが、そこから菌が入り込んで中身がスッカスカになってしまっていた。スッカスカすぎて、レントゲンもスッケスケである。どうりでリンゴごときで欠けてしまうわけだ。とりあえずこの日は虫歯の部分をしっかり削り取って薬を詰めてもらい、神経を取るか取らないかは経過観察ということになった。

妊婦さんは積極的に歯医者へ行こう

「子どもを一人生むと、歯を一本失う」などという言葉があるそうだ。私はつわりが酷くて歯が磨けなかったということはなかったし、定期検診にもしっかり通っていたのだが、結局産後の今、言葉通りに歯を一本失ってしまった。歯間も含めて毎日しっかり磨いて気をつけていたつもりだったので、大変悔しい。

妊婦は歯科治療しない方がいい説(体勢が辛い・麻酔が心配など)もあるが、私は主治医に確認をとって、産休に入ってからここぞとばかりに積極的に治療を進めていた。それなのに、こんなことになってしまったのは大変残念である。

妊娠中は口内が酸性に傾くなど、虫歯になりやすい環境になる。世の妊婦さんには私のようにならないように歯を大切にしていただき、産後も油断しないように気をつけていただきたい。