おっちょこちょいほどブレンダーセットを買うべし

二度と悲しみを生まないために

これをお読みの方の中で、
おろし金で欲張り、自身の手を削ったことがある人はいないだろうか。
スライサーに指の先を持っていかれたことはないだろうか。

忘れもしない(いつだったかは忘れた)ピアノの発表会。曲は、ショパン「革命」。右手の水かきをミチミチに広げ、左手をコチョコチョとやるアレである。
発表会前最後のレッスン前夜、夕ご飯作りの手伝いとして甲斐甲斐しくキャベツをスライスしていた私は、勢いよく小指の先をスライスしてしまった。完全に指の先が欠けている。痛みと悲しみに暮れながらレッスンへ赴くと、先生は「ケガだろうがなんだろうが本番で弾かなければならないのだから、その状態で弾きこなしなさい」というようなことを淡々と仰った。確かにな〜と納得して練習に励み、本番も無事引き切ることができた。欠けた指先は、本番までに少し厚くなった。生き物の再生能力ってすごいな。

話は逸れたが、メチャメチャおっちょこちょいな私にとって、調理器具は超取り扱い注意である。包丁でかたいものを切っているときは、心配した主人が覗きにくるほど。子どもか。最近は包丁で怪我をすることは減ったのだが、先日も皮剥き器でジャガイモを剥いていたら指先をやってしまった。未だにスライサー系は、ギリギリまで粘ってしまうこともあり不得手である。

そんな中スライサー・千切り機能付きのハンドブレンダーセットを新調したので、紹介させていただく。今まで使っていたブレンダーとチョッパーがぶっ壊れたので、離乳食開始に向けて上位機種を買い直した形になる。
購入品のリンクは記事の一番下に貼っておく。悩みに悩んで買った、ブラウンのマルチクイック5である。楽天の方はアウトレットなので数千円安い。

めっちゃ刻める

・人参の千切り

美しい人参の千切り。今まではキャロットラペやなますを作るのに千切り器を使っていたが、トゲトゲしていてまあ危ない。おまけにエラい時間もかかる。
この千切り機能を使えば、人参1本分を加工するのに10秒かからない。千切り人参の酢の物を作りたい方にメチャメチャオススメの機能だ。

・玉ねぎのスライス

玉ねぎのスライス、単純に個人的にめちゃ使うから大事。今回は玉ねぎ3つ分をスライスして冷凍した。ジップロックの中でバリバリと割って、味噌汁に入れたり、親子丼に入れたりすることができる。もちろんカレーやシチューにも。ぶっちゃけ生の玉ねぎの方が食感が良いが、毎回皮を剥いて先っぽと根っこを落として洗って涙を流しながら刻む気力がないので、まとめてスライスしておくと超時短になる。写真のとおり、若干なので要研究。

・みじん切り


ゴロゴロとした野菜も、一瞬で粉砕できる。まとめてバーンとやりたい人は、チョッパー(フードプロセッサー)が大きいものを選ぶとよい。今回はミートソース作りに活用した。同じくチョッパー機能で木っ端微塵にした高野豆腐でかさ増しした。椎茸なんかもひき肉風になるのでオススメ。


キーマカレーなど、みじん切り野菜を使う料理をよく作る方は、ハンドブレンダー単品ではなく、セット購入がオススメ。

まとめ

ハンドブレンダー含め、電気駆動の調理器のパワーは凄まじいので、気をつけて使わなければならないが、極めてアナログな刃物剥き出しのスライサーや包丁で頑張るよりは、ある意味安全性が高い。キッチンで血を流しながら調理をした経験のある方には、是非、導入をオススメする。これさえあれば、濡れた絆創膏を何度も何度も交換しなくても済むのだ。