セルフで済ませる倹約術

カメラの腕はないけれど

晦日にマタニティフォトを撮影した。結婚式でプロの写真はきちんと残せたので、また白い衣装を借りてカメラマンさんにお願いするまでもないと思い、セルフで撮影することにした。自分にカメラの腕はないので、プロに頼んだ方が100倍素敵な写真が撮れるのは分かっている。しかしながら、マタニティフォトの相場はプランにより10000〜30000円程。プロの仕事なので、当然である。自己満足でしかないマタニティフォトはセルフで済まして、今回浮いた分は子どもにフリフリの服を着せて、良い写真を残すのに使いたいと思う。これもまた自己満足だろうか。

撮るのが先か、出るのが先か

いざ撮影しようと思うとなかなか億劫になってしまい、とうとう正期産の37週を過ぎてしまった。「明日にしよう」と後回しにしているうちに38週。撮影前に産まれてしまわないかやや心配だったが、お腹の中で暴れるだけ暴れて、まだ生まれてくる様子はない。ちなみに、大晦日から元旦にかけて飛び切り元気でお腹の形がエラいことになっていたので、案外パリピ体質の子かもしれない。我々夫婦からパリピが生まれる可能性は低いが、突然変異という言葉もある。
よくあるお腹丸出しの写真も撮影したが、正中線や臍の手術痕など見るに堪えないので、お腹のサイズがよく分かる妊婦アピール用の服で撮影したものを掲載しておく。この妊娠期間中で最もお気に入りだった服だ。

くすんだ水色の壁に、くすんだ緑のニットなのだが、全部同じ色に見えるのが残念なところである。雑誌等で気に入ったポーズを研究し、全部で衣装4パターン、5つのカットの撮影をした。サポートの主人の目がだんだんと曇っていくのがわかったが、最後まで我慢して付き合ってくれたことに感謝している。

臨月に入っても日に日に大きくなるお腹。私としては、上も下も肉がせめぎ合い、動くのが大変なのだが、実母からは会うたびに「全然大きい感じがしないね」と言われる。しかし、お腹の中の子は確かに少しずつ成長しているのだ。母体の方も年末年始の暴飲暴食により体重増加が危ぶまれている。はち切れる前に生まれてきてくれると嬉しい。