あけましておめでとうございます


今年もよろしくお願いします。

トムとジェリー」に出てくるような穴の空いたチーズ、ホテルの朝食バイキングでペラペラにスライスされたものしか見たことないのだが、イラストにすると可愛いなと思っている。

ネズミにまつわる話

ネズミといえば、以前ボロボロの借家の取り壊しを行った際、実家に一匹潜り込んだことがある。実家は私が生まれる前に祖母と祖父が建てた家なので、中学生の頃には屋根裏や壁の間をとんでもない質量のガサゴソ音を響かせて移動する生き物の存在に恐怖して眠れなくなることもあったのだが、そいつは決して姿を現さなかった。
しかし、今回は違う。我々の居住空間に潜り込んだネズミは「トムとジェリー」のジェリーのごとく好き放題をしてくれていた。台所に誰もいなくなった隙に、サンマやトマトをつまみ食いするなど、我が家に甚大な被害をもたらしていたのだ。なかなか姿を現さないいたずらネズミに、父をリーダーに編成された討伐部隊は苦戦を強いられていた。
当時、私は豊橋市の祖母の家から市内の高校に通っており、実家にいないことが多かった。ネズミの脅威に怯え、二階の自室の扉をきちんと閉めて家を出るようにしていたが、普段私は離れたところで部活に勤しみ、英語と数学に苦しんでいた。ネズミのことは気になっていたが、後に母から「パパが捕まえたからね」と連絡があったので私も安心した。ナイスパパである。
その後、久々に家に帰ると、二階の自分の部屋の様子がおかしい。ぶどう味のフーセンガムの箱に、何かにかじられたような跡があり、ボロボロになっている。中のボール型のガムは手付かず。それに、床に消しゴムのカスのような物がたくさん落ちている。こ、これはもしや…と思い母に問い詰めたところ、苦笑いをしながら「嫌がると思って言わなかったんだけど、あんたの部屋で見つかったじゃんね〜ネズミ!」と白状した。捕獲の経緯としては、父が私の部屋にネズミがいることを察知。ゴキブリホイホイ式の罠を設置。見事ネズミをキャッチ。そのまま屋外に持っていきチューチューを誅伐…とのことだった。

教えて欲しかった。野生のネズミが闊歩し、フン塗れになった部屋。生理的に無理である。せめて秘密にするなら、フンの処理など完璧に証拠隠滅するべきではないだろうか。
その後のことは覚えていないが、とりあえず泣いて怒って掃除機をかけ、布団等を洗濯した気がする。自室に四散したネズミのフンを掃除するモッサリとした女子高生。悲哀。

ネズミという生き物から、そんな10年程前の苦い記憶を想起してしまった。他にも、美容意識の低い私が三ヶ月に一度お世話になっている美容室の店長さんから聞いた「ヨット部の部室にネズミが沸いたので、港でドラム缶詰めにして焼き払った」という凄まじい話もあるのだが、上手く伝えられなさそうな上に、新年のおめでたい日にはふさわしくないのでやめておく。鬼の形相で炎を見つめる部員たちの中、一人だけ「やめてくれよォ〜かわいそうだよォ〜」と泣きじゃくる奴を羽交い締めにして取り押さえる場面が一番面白かった。
めでたいはずの干支に対して、害獣という視点での話を2つもしてしまった。バチが当たらないことを願いたい。

欲張りでいたい

今年の目標は、

  • 育児を頑張る
  • 断捨離を完了する
  • 趣味を充実させる

の三本である。不謹慎だが、この一年仕事をしなくて良いことが本当に嬉しいというのが本音である。最高。育児の大変さは周りから聞いたりママさんアカウントのツイーヨを見たりして重々承知しているつもりだが、それでも仕事よりはマシだと私は信じている。今は愛する我が子のためならどれだけでも頑張れる気がしているのだ。夢を見させてほしい。

断捨離は、なかなか終わらない。この20年程で溜め込んだ諸々が、私を襲ってくる。それでも、着実に物を捨てているので、この調子で進めていきたい。

趣味の充実においては、
・ブログを続ける
・イラストを描く
・曲をつくる
の3つを確実に遂行したい。本当は産休中に全て始めたかったが、掃除・整頓に時間が取られてしまった。こんな言い訳をしていることから分かるように、優先度を下げるといつまでたっても始められないので、手始めに少しでも時間を確保して取り組むことが目標である。

あれもこれもになってしまうが、生涯貪欲でありたいものである。2020年、努力をもって良い年にしたい。