メルカリでゴミを売って生活している

お金になるゴミたち

只今絶賛断捨離中なのだが、断捨離と同時にメルカリにどっぷりとハマってしまった。アカウントがバレるのは恥ずかしいので、具体的に売ったものを紹介することはできない。しかし、自分で出品しておきながら「えーっ!これ買うんですか!????」と驚いてしまうようなものが購入されることがよくある。これがまた結構な稼ぎになるのだ。
例えば、業界向けの古い雑誌の束が5000円ほどになったりする。また、子どもの頃の少女漫画誌の付録が1000円以上で売れることもある。ゴミとして処分するようなものに値段をつけて出品し、金銭へと替える旨味を味わってしまった。もうズブズブである。

売り上げで生活する

メルカリでは、売れると設定金額から手数料が1割引かれる。また、送料込みで金額を提示するのがメジャーである。それを差し引いて純利益で言うと、今のところ大体25000円分くらいになっている。25000円。もっともっとヘビーにユーズしている方からしたら大した額ではないかもしれないが、これでいろいろな物が買えるのだ。
例えば皆さんお馴染みのドラッグストア、スギ薬局。「メルペイ払いで」と言えば、この売上金で生活用品や食品を購入することができる。トイレットペーパーも牛乳もなんのそのなのだ。
当たり前だが、そのままメルカリで他の出品者から様々なものを購入することができる。最近は、新品未使用のベビーグッズを買うこともある。流石に大切なベビーのグッズなので、衛生面に関わるようなものは買わないが、新品未使用で特に衛生面に心配がないような物であれば心置きない。最早一般的なネットショップのような扱いで、Amazon楽天・メルカリ」と、息をするように検索をかけるようになってしまった。

値下げオファーはほどほどに

私は、基本的に同じ物の出品状況を確認して、一番安くなるように出品している。どれも買ってもらえなければ処分するような物なので、値段を吊り上げて提示することはない。その代わり「お値下げには対応していないですよ」という意思表示をさせてもらっている。前述したように、送料込み価格から更に出品手数料も引かれるのだ。わざわざ梱包してコンビニから配送する手間も考えると、一応利益を出すために値下げすることはできない。
それにも関わらず「400円になりませんか?」みたいな失敬度MAX値切りコメントを送ってくるユーザーもいる。例え「お値下げ不可です」の表示を見逃していたとしても「400円になりませんか?」という言い回しはよろしくないのではないだろうか。顔も見えない相手、しかも業者ではなく一般市民である。せめて「400円で購入させていただくことは可能でしょうか。」くらいの丁寧さは欲しい。贅沢だろうか。
あと、私のところには来たことがないが「予算オーバーなので…(>_<)」などと言いながら数十円単位で値切っている人は、「20円とか50円のレベルで予算を立てるなんてどれだけ倹約家なのだろうか」と感心してしまう。
送料込みで出品しているユーザーの良心を考えると、私には値切り交渉はできない。

進まない断捨離

産休に入って暇人と化してから「もしかしてこれ売れるかも?」と検索をかけてイケそうだったら出品するという癖がついてしまった。キャラクターグッズや雑誌の付録など、まとめてゴミ袋に入れれば一瞬で済むのかもしれないが、ついつい手を止めてしまうので、なかなか断捨離が進まずに困っている。
出品・梱包・発送にかかる時間を考えるとなんとも滑稽だ。しかし、自分にとって処分の対象である物が他者の手に渡ることで、自分は利益を得て相手には喜んでもらえる。更に、私は物を捨てるのが本当に苦手なので、かつてお気に入りだった物たちを捨てずに済むというのも有り難い話。正にウィンウィンのウィンウィウィンなのである。私の大好きだった物たちが、今も世界のどこかで息をしているのだ。