交互に入れて、注ぐだけ〜梅仕事ビギナーズ③

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前回はこちら。
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下ごしらえの巻

前回は、梅を洗う様子だけで一記事消費してしまったが、今回で梅酒編は最後。密閉するところまでの工程を書く。あまりにも青梅が鮮やかだったから仕方ないね。今回も写真多め。

梅のアク抜きが終わったら、清潔なキッチンペーパーなどでよく拭き、しっかり乾かす。水気が残っていると、痛む原因となるので要注意。
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しっかり水気が取れたら、竹串で梅のヘタを除去する。このヘタの部分には、「ホシ」「軸」「おへそ」などの様々な名称がある。また、「梅は金気を嫌う」と言われていることから、この作業には竹串を使うそうだが、梅酢が上がると鉄を錆びさせるだけなようなので、別に竹串じゃなくても良さそう。写真は主人にお願いした。


ビン詰めの巻

下ごしらえが終わったら、煮沸消毒かアルコール消毒をしたビンに梅と氷砂糖を交互に詰めていく。
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氷砂糖もしばらく眺めていた。天然の水晶のようで、ビジュアル的にも心惹かれる。
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交互?という感じになってしまったが、これが精一杯だった。あまりこねくり回すと雑菌が入りそうなので、潔く諦める。
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そうしたら、ホワイトリカーを一本丸々ビンに注ぎ込む。これがなかなか気持ちがいい。梅干しも漬けたい場合は、50mlほど残しておくと最初の消毒に使える。


完成の巻

最後に蓋をして完成!あら簡単!次にビンを開けるのは、梅の実を取り出す時。早くて3ヶ月、もしくは入れっぱなしでも別に問題はないそうだ。すっかり梅仕事の楽しさに味をしめた私は、来年の6月にも梅を漬けるつもりでいる。なので、その時に別の容器に梅酒を移し、梅の実も取り出そうと考えている。上手に仕上がるといいね。
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お酒に浸って透明になった氷砂糖も、青々と光る青梅も、とても綺麗でずっと見ていた。1日ですっかり燻んで鶯色に変わってしまうので、写真撮影はお早目に。ぽっかり浮かんだ梅が愛らしく、下の方の砂糖が溶けた部分が揺らめいて綺麗なので、これはこれでまた良い。
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20年後に、何かの媒体で「成人したので母親が20年前に漬けた梅酒を飲んでみた」とかやってくれていると、大変嬉しい。ソーダ割りにしようね。
6月17日、4ヶ月検診当日。二人が寝静まった後も、深夜2時まで黙々と作業をしたのであった。楽しみだなあ。