シリコンベラが寿命を迎えてしまった
2年半連れ添ったスパチュラ
私のお気に入りの調理器具がある。それが、このシリコンのヘラだ。
スパチュラというおしゃれな名前もあるっぽい。以前通っていたお菓子教室で便利に感じたので、同じものをポチったのだが、コレが本当に使いやすい。お菓子作りでは粉を混ぜ込む際に必須の調理器具だとは思うが、普通の食事を作るのにも大いに役立ってくれた。鍋底が焦げないようにかき混ぜたり、小さめのハンバーグをひっくり返したり、「とりあえずコレ使っとこ!」と毎日握っていた。正に相棒のような存在。その結果、2年半にして寿命を迎えてしまった。
スパチュラ供養
具材と共にグツグツ煮込まれたり、アチアチのフライパンに当てられて酷使された結果、先端の方の色が落ちなくなってしまった。更に、色素沈着に留まらず、いつの間にか端の方が欠けてきた。
そして、一昨日遂に致命傷を発見。
これ以上使い続けると、料理にゴムが混入する可能性があるので、安全のためにも使うのをやめることにした。
今までありがとう。
君のおかげでフライパンのテフロン加工は守られたよ。
君と過ごした時間、忘れないよ。
あと、お菓子教室のスパチュラはこれの10倍ボロボロだったよ。
新しい調理器具
今は、里帰り中に主人が注文してくれたニューカマーをメインに使っている。
お玉機能も備わっていてなかなか良いが、深い鍋の中身が掬えないという弱点がある。あと、お菓子作りのスパチュラの代替としてはビミョーなので、また同じものを注文しようか迷うところ。しばらくはナシで我慢しようかな。
袋ラーメンを牛乳で作ると旨い
家でのお昼ご飯問題
昨年末、産休に入ってから、毎日自分で昼食を用意しなければならなくなってしまった。今までは超健康的格安社食の恩恵を受けていたので、結構な痛手である。臨月にやたらと出歩くわけにもいかないし、かといって自分しか食べないのにガッツリ調理する気にもなれない。そんな時に大活躍するのが袋ラーメンである。自称健康志向派を名乗ってはいるが、それと同時にケチもとい倹約家なので安く済ませてニンマリ。カップラーメンのような立体のゴミも出ないし、味もコントロールできるので、ステイホーム時においてはコスパ最高の食べ物なのだ。
袋ラーメンにも醤油・塩などバリエーションがあるが、私が好きなのは味噌味。特に、味噌ラーメンを作る工程に牛乳を加え、若干洋風にアレンジして食べるのが好きだ。レジバイトの昼休憩時に自宅でササッと昼食をとることが多かったため、手軽にコッテリした料理が食べられるように編み出した。自分ではミソナーラと呼んでいるが、袋ラーメンアレンジレシピは散々出尽くしていると思うので、アイデンティティを保つために検索をかけないようにしている。
(このブログを下書きしてから1週間ほどマゴマゴしていたら、Twitterで同じものがバズっていた。案の定。みんな考えることは一緒である。)
ちなみに、私が袋ラーメンに牛乳を入れようとしたきっかけは、進研ゼミ小学講座の読み物教材に載っていた生活の裏ワザで「シーフードヌードルを牛乳で作るとうまいよ!」と紹介があったのを覚えていたことである。遥か昔の記憶だが、キッズ(いのうえきずな)かラッキー(むらきこすも)が確かにそう言っていた。いや、理知的なカンがえるだったかもしれない。小学生の私は「いやいやそうめんにフリカケとかは分かるけど、コレは絶対マズいでしょ…」という思い込みから、牛乳ヌードルに挑戦することはなかった。というか、そもそも牛乳を始めとした乳製品がそんなに好きじゃなかった。
幼き日に冒険を諦めた私は、あの日、あらゆる固定観念を振り払い、大人への階段を登ったのである。
レッツ・クッキング!
製作における注意点だが、お好みのミソナーラを作るためには、以下3点のパラメーター調整が必須である。
- 全体の水分の量(カルボナーラ風・スープパスタ風)
- 牛乳の割合(こってり・さっぱり)
- スープ量(濃い・薄い)
- 麺の伸び具合(かため・ふやふや)
今回は
- 水分少なめでカルボナーラ風
- ややこってりめに牛乳50ml・お湯25ml
- 付属のスープ半分
- ふやふや
での作例である。スープを吸ってノビノビの麺が大好きなので、いつもこんな感じ。スープの量が半分なので、普通に作って全部飲んでしまうより健康的だと思っている。それでは作ろう!
②面が柔らかくなったら一旦湯を捨てる
※健康志向派の最後の抵抗
③お湯・牛乳・スープを投入し、好みのかたさまで煮る
健康志向派なので、申し訳程度に生協の冷凍ほうれん草も入れる
④完成
この日は火を止めてすぐに全卵を混ぜ入れてカルボナーラ風にしてみたが、くどくなってしまったので無い方が良いかも。
他の作例・トッピングについて
アイキャッチ画像のミソナーラは、スープパスタ風。ブログの記事にしようと思い立つまで計量したことがなかったので、水分量は不明。入れすぎた感があるが、それでもちゃんと美味しいのがミソナーラ。水分が多い場合はスープの粉末は多目がよい。
ちなみに、かかっている赤い粉はパプリカである。
こちらはお湯200ml・牛乳50mlで作った。ここまで来るとほぼ普通の味噌ラーメン。
とろけるチーズをインした作例。少し牛乳を入れただけで、味噌ラーメンを母体としているのを忘れるほど洋風になるので、チーズやタバスコがバチクソに合うのだ。
まとめ
気まぐれなベビーとの生活の中でも、パスタより簡単に作れるミソナーラは大活躍。育児に追われるあなたも、倹約家のあなたも、騙されたつもりで牛乳たっぷりめカスタムで挑戦してみてほしい。
【農協】健康志向派はコメ米ショップで分づき米を買おう
分づき米って知ってる?
我が家の主食は、白米ではなく分づき米。
先日も農協の産直内にある「コメ米ショップ」という超安易にも程があるネーミングセンスの米売り場で、あいちのかおり(減農薬)を3分づきで5キロ購入した。1キロ税込410円なので、5キロで2050円也。最近はスーパーで米を買うことがないので確かなことは言えないが、そんなに高い方ではないはずだ。
分づき米については、管理栄養士の圓尾和紀先生の動画を見るまで知らなかったので、数少ないこのブログの読者の方にもオススメしいたいな〜と思い、この記事を書くことにした。
どんな良いことがあるのかしら?
玄米には食物繊維・ビタミン・ミネラルなど、様々な栄養素が含まれている。しかし、白米にすることで、それらの多くが削ぎ落とされてしまう。「だから玄米を食べよう!」と言いたいところだが、玄米は白米より調理に手間がかかるし、食感もよくない。
そこで、玄米と白米の良いとこどりができるのが分づき米である。分づき米は、玄米を少し削ったもので、栄養もとれるし、食感も玄米ほど悪くない。アホチンの私には詳しいことは上手に説明できないので、専門家の動画を見ていただくのが早いだろう。
とにかく、精製された糖質(白米・小麦粉・白砂糖など)は少なからず体に悪影響(まあ食べちゃうんだけどね)なので、「健康のためにきび砂糖や甜菜糖使ってますよ〜」「意識して全粒粉のパンやパスタを選んでますよ〜」という健康志向の方には是非オススメしたい。
youtu.be
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そんなこと言っちゃって〜食べ辛いんじゃないの?
実は、分づき米を導入する前に、玄米を食べようとして一度失敗したことがる。
以前、健康のためにと白米:玄米=3:2くらいで割って食べていた時期があった。キャパ狭星人の私には浸水に時間をかける余裕もなく、玄米の食感の悪さが際立ったムラのある炊き上がり。いつしかミックスした米櫃の中で、玄米を避けて掬うようになってしまった。これでは全く意味がない。
その点、分づき米は玄米より大分食べやすい。口当たりの良さから言ったら白米を上回ることはないが、より白米に近い食感で食べることができる。7分づきなんて「白米と変わらんね」と若干がっかりしたほど。主人も同じ感想だった。心配な方は、より10分づき(白米)に近い仕上がりから注文すると良いだろう。
皮のプチプチとした食感が気になるかもしれないが、よく噛んで食べることで寧ろ米の甘味を十分に感じることができる。数年前までパンとうどんとパスタが好きすぎて米の存在価値に疑念を抱いていたが、今はこの甘みが癖になって、パンより米という感じ。精製された小麦が体に良くないのは周知の事実なので、これは私的には超ラッキーである。
ちなみに、うどんの対としてよく挙げられる蕎麦は、うどんが好きすぎてあまり好きじゃない。体に良いっぽいので残念。
賛否両論あり
玄米や3・5分づき米には、フィチン酸・アブシジン酸という成分が含まれている。これらが体に悪影響を及ぼす可能性があるが、今のところ判然としないそうだ。貧血気味だったり、消化器官が特段敏感でなければメリットの方が多いのではないかと踏んでいる。このことについては以下の動画を始め、複数の専門家が言及しているので、心配な方は調べてみてほしい。
あと、白米より酸化が早いようなので、まとめて買うのは短い期間で食べ切れる量にした方が良い。
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ちょっと困ること
2020年、素敵な分づき米ライフを謳歌してきたが、一つだけ困ったことがある。
我が家には離乳食開始を控えた4ヶ月の赤ちゃんがいる。離乳食というのは、一般的に白米をサラッサラに加工した10倍がゆから始める。玄米食はそもそも消化器官が未発達な小さな子どもには適さないので、勿論乳児に与えることはできない。とりあえずは米粉のおかゆで凌ぐつもりだが、離乳食の段階が進み、つぶつぶを残していく時期になったときに、白米を用意する必要があるのだ。
子どものご飯と大人のご飯を別にするのは若干手間なので、一緒に白米にしてしまうか、別で炊いて冷凍などで対応するかは考え中。分づき米をやめてしまうのは心残りなので、より良い方法を考えていきたい。
おまけ
フィチン酸の特性として、ミネラル分を吸着するキレート作用というものがある。キレートと聞くと、昔よく飲んだポッカの「キレートレモン」というドリンクを思い出したのだが、思った通りのようで、キレート作用が由来であると公式サイトに書かれていた。とても良いネーミングである。「キレイ」を連想させつつも程よくアカデミック。高校時代にmol濃度やインテグラルで盛大に躓いた自称文系という名の理数不適合者の私には、フィチン酸のキレート作用とクエン酸のキレート作用が同じなのか違うのかよく分からない(わかる人がいたら教えてください)が、こういった言葉遊びが非常にラブである。「キレートレモン」の美しさを味わうと、より一層「コメ米ショップ」への怒りが増してくるが、親しみやすさも大事なところ。お年寄りも多く利用する農協の産直である。「代案もないのに批判するのは野暮だな」と反省したのであった。
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伊藤食品の安心安全美味しい鯖缶は7種類ある
ピアゴと鯖缶
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以前の記事で鯖缶を使ったレシピを紹介したが、例の金ピカの鯖缶をピアゴ・ラ・フーズコアで発見したので報告したい。ちなみに、ピアゴ・ラ・フーズコアは、愛知県稲沢市に本社を構えるユニー株式会社が運営する食品スーパーである。ユニー系列の店舗は、他にも普通のピアゴや、少し大きめのアピタ、ちょっと流行りの店も入ったなんとかウォークなどがある。愛知県民的にはどこにでもある近所のスーパーだが、実は微妙に全国展開していないことを知らない県民は多いのではないだろうか。
学生時代、友人の車に同乗していたらピアゴの駐車場で煙をあげてぶっ壊れたことがある。悲しみにくれながらもレッカーを頼むために電話をかける友人。どうやら様子がおかしい。
我々愛知県民は、“ピアゴ豊明店”という言葉が相手に通じない可能性を考えたことなどない。しかし、北海道のオペレーターにとっては完全に新出語彙なのであった。
ちなみに、ピアゴという名前はイタリア語をもじっていたり、アピタ・ユニーの社歌が最高という話もしたいが、長々と脱線するのでここまでにしておく。
伊藤食品の鯖缶にはたくさん種類があった
ということで、これが今回の収穫。
金と銀があったのは覚えていたが、なんと他の種類もあった。そして、ちょっとセールになっていたのでうっかり全種買ってしまった。
このシンプルな原材料名を見ていただきたい。前の記事にも書いたが、安い鯖缶には増粘剤やら何やら余分なものが入っているものである。特に体に大きな影響があるとは思っていないが、よく分からないカタカナの食品添加物は基本的に避けたいところなので、この伊藤食品の原材料名欄が非常にラブなのである。自称健康志向だが、専門知識がないためやや思考停止気味なのが恥ずかしい。
青色の食塩不使用水煮に至っては、
「原材料名:さば」
最早美しさすら感じる。美(び)。
ちなみに、黒の缶だけネガ反転状態の女の子は「あいこちゃん」という名前である。このブランドマークには企業の方の特別な思いが詰まっているそうだ。(詳しくは公式ホームページを見てね)
記事タイトルには7種類って書いてあるけど…?
スーパーで見つけたのは写真の4種類だが、念のため公式ホームページを覗いてみると、他の種類もあることがわかった。
ピアゴで買った味噌煮・水煮・醤油煮・水煮(食塩不使用)の他に、黒胡椒・にんにく入り、旬鯖限定2種を加えた計7種のラインナップ。
個人的には「黒胡椒・にんにく」が気になるので、いつか食べてみたいなと思っている。
以下、鯖味噌缶(1ダース)の楽天アフィを貼っておくので、鯖味噌ラブな方は伊藤食品の鯖缶を是非一度試してみてほしい。2ダースの超お得なセットもあったが、さすがに保管場所にこまりそうなのでやめておいた。鯖缶の大人買い、いいなあ。
回り出したら目が離せない〜月齢3ヶ月ダイジェスト
4ヶ月になりました
自粛自粛の1ヶ月。
先月記録を書いたときには例のアレの状況は悪くなるばかりであった。最近のアレはどうやら終息に向かっているようで、日課のアレの情報チェックが少し楽しみでもある。今後も気を抜かずにアレ撲滅したいところである。アレに足はついていない。
そして、我が家のももちゃんはやっぱりそんな世間の憂いは露知らず。更にすくすくと成長している。10万円はキミの通帳に入れようね。
前置きは短めに。今月も親バカ備忘録をしたためたので見てね。
※先月の親バカ備忘録はこちら
生後3ヶ月目ダイジェスト
項目立ては大体先月より引用。
大きさ
この世にはベビースケールと呼ばれる赤ちゃん用体重計が存在している。1グラム単位で量れる優れモノだが、「使う期間が短い割に高い」「デカいから場所を取る」などを理由に、レンタルにしたり保健所やイオンに置いてあるもので済ませる方が多いと思われる。このご時世、赤ちゃんを連れて公共の場所に繰り出すのは大変気が引けるので、オムロンの普通の体重計で抱っこ時と非抱っこ時の差分で計測している。我が家のオムロンは100グラム単位だが、10グラム単位で計測できるものも安価で売っているので、赤ちゃんの発育が気になる方は購入してもいいかもしれない。
そんなわけで、ももちゃんは現在7.4キログラム。大体1ヶ月で900グラムほど増えたようである。先月より増え幅は少ない。成長曲線的にはかなり上の方なので、体重増加が落ち着いてきて少し安心している。成長は嬉しいが、一部の夏服がもうパツパツなのだ。外国のブランドのベビー服は3m(3ヶ月)・6m(6ヶ月)のように表示されているのだが、3ヶ月で6mがミッチリっておかしくないだろうか。日本のサイズで言えば70。外国の赤ちゃん細い説を提唱しておきたい。
ミシュランみはいい感じのバランス。腕の節が4つになったら、娘の腕を模したちぎりパンを焼く予定。(現在、前腕が2つに割れている。上腕は薄っすら。)
からだ
「首が座った」とはっきり言えるほど、首がしっかりしたように思う。両手を持って引き上げた時の安定感が抜群。そして、先月からの自主的な寝返り練習の結果、見事コロンとひっくり返ることができた。すごいぞももちゃん。左は得意だけど右はなかなか上手くいかないのがいじらしい。ハンドリガードの時も感じだが、赤子、ちょっとしたことにも左右差があるの愛しいポイントだなと思う。
3ヶ月半ばで寝返り(左)をマスターした後は、よくずり這いのような動作をしているが、脚が空を掻いているため全く前進しない。そして、思うようにいかないためか大泣きをする。齢ゼロにして世知辛さを味わっているのだね。ずり這い訓練は、いつも床に敷いてある大判バスタオルを手繰り寄せてくちゃくちゃにして終わるのだが、先日タイムラプスで撮影したところ、少しだけ前進していたので、この調子で頑張ってほしいところ。
食事
引き続き完全母乳。ここにきて遊び飲みが始まったのか、集中して飲むのが難しくなってきてしまった。一口飲んでは母親の顔を見て笑い、また一口飲んでは誰もいないところにウンウン唸って話しかける。体重が増えていない(十分成長しているが)のはコレのせいではないかと踏んでいる。そして、先日ついに哺乳瓶及びミルク拒否事件が勃発してしまった。これには結構ショックを受けた。長くなりそうなので、また別の記事に書きたいところ。
言語
相変わらずクーイングが激しい。一点変わったことといえば、「ママ」と言っているような気がする(重要)ことがある。正確に言うと、「マンマー」という感じ。唇の動きが発達してきたのだろうか。そういえば口の周りを泡だらけにして「えぶー」と下唇を口に含むような様子がたまに見られる。「偶然だとわかっていても、自分が呼ばれているようで嬉しいな〜」と、ここまで書いてググってみたら、全てが仕組まれていたことが分かった。
ママ (mama) は、日本語、中国語、スペイン語、ロシア語、ドイツ語、ヒスパニック文化の影響が強い一部地域のアメリカの英語、などの言語で母親を指す言葉である。父親を意味する「パパ」のp音とともにm音は赤子が最初に発する音であることから、母親の意味がつけられた。
Wikipedia「ママ」より
そう、「母親がママと呼ばれたような気になって喜ぶという現象」は、偶然ではなく必然である。p、m、bの語が出やすいのは以前書いたはずだが、そもそも「ママ」の語源がそこから来ていたとは知らなかった。
話がそれるが、口唇破裂音である「マ行」「パ行」「バ行」は腹話術士でも「口を開けたままはムリ!」というのが常識だそうだ。しかし、彼のいっこく堂さんはこれができる。どうやら「舌を前歯の前に出して唇の代わりにする」そうだ。ちょっとやってみたら、全然できないけど分からんでもないという感じなので、ぜひチャレンジしていただきたい。
感情
声を出して笑うようになった。首元を「コチョコチョコチョ!」とくすぐると、耐えきれず笑ってしまうような感じ。彼女の脚の力を親の腕力によって増幅させたちょっとした高い高い(手動ジャンパルーと呼んでいる)でもいける。大喜び。なかなか発動しないのでまだまだレアな事象なのだが、昨日、「イェイイェイイェーイ!」とハイタッチをしただけで笑ってくれたので、これから他のことでも笑うようになってくるのだろう。とにかく親がものすごくハイテンションである必要を感じるので、これから訓練していきたい。幼児向けコンテンツ特有の全力の抑揚は、子どもの情緒面に必要不可欠なのかもしれない。
前回声の違いについて書いたが、「お腹空いた」「オムツが不快」「眠たい」に加えて、新たに「飽きた・かまってくれ」が参入した。機嫌よく遊んでいるなと思ってそっとしておくと、急に泣き出すことがある。授乳時間でもないしオムツも濡れてないし眠そうでもない。そんなときは状況を変えたり、抱っこすると上機嫌になる。この「飽き」がいつくるか分からず前途多難だが、感情の発達を感じる。
知性
先月はハンドリガードについて書いたが、どうやら脚を発見したようで、爪先を掴むことがマイブーム。ずっと左右それぞれの手でそれぞれのつま先を持ってコロコロしているのでかわいい。赤ちゃんらしい仕草だなと感じる。
それから、遠くからでも母親の顔をみてニコリとすることが多くなったように思う。視力があがったのだろうか。また、おもちゃを差し出すと手を伸ばして受け取ることができる。コミュニケーション力もワンステップ上がったようだ。
遊び
今までの遊びは私がちょっかいをかけて遊ぶ方法が主だったが、最近は自分でおもちゃを触るなどして遊ぶようになってきた。先ほど述べた寝返り自主練習も同じく一人遊びといえるのではないだろうか。ももちゃんはガサガサ鳴る布絵本やボールがお好みの様子。発達の様子を見ながら、なるべく知育につながるようなおもちゃを用意したいところ。
総括
この1ヶ月で、ももちゃんは寝返り(左)をマスターしてしまった。当然、本人の気の赴くままに横移動をしたりうつ伏せになったりすることができるということで、転落や窒息のリスクがぐんとあがる。オムツ替えをしてカウンターキッチンで手を洗って戻る10秒程度の間に見事にひっくり返っているのだから、もう本当に目が離せない。「こりゃ這い始める日も近いな」と、成長に喜びを感じると共に、子を守らねばならないという使命からの重圧でやや複雑な気持ちである。
お食い初めをを終えて安心したのも束の間。気がついたら離乳食開始時期も迫っている。光陰矢の如し。とりあえず、「つかまり立ちをしても大丈夫な部屋」を目指して環境の整備に邁進していきたい。
いつかあの海をもう一度
今週のお題「カメラロールから1枚」
電脳世界でも断捨離下手
過去に何度か整理整頓が苦手だという話をした。5年間使ったこのiPhone6のカメラロールも御多分に洩れず、4年間の画像データがストレージを圧迫している。大学の友達との思い出。かわいいイラスト。真似したいコーディネート。駅すぱあとのスクリーンショット。そんなカメラロールの中で、「1枚選ぶとしたらコレ」というお気に入りの写真がある。
もう一度見たい海
愛知県の佐久島から見た光景である。若者の人気スポットなので、県内の方はご存知だろう。特におひるねハウスはインスタ等で有名なのではないだろうか。4年前に訪れた際にも、写真撮影の順番待ちでめちゃめちゃ並んでいた。アートの島として、また、島外から通学可の学校があるなど、なかなかユニークな島である。
sakushima.com
私はこの佐久島に、2016年の3月に一度だけ訪れたことがある。西尾市(抹茶生産日本一)にある一色港(うなぎが有名)から高速船で30分くらいかかっただろうか。たまたまこの日は強風で、船がひっくり返ってしまうのではないかと思った。
ちなみに、愛知県には、師崎から向かう日間賀島という島もあるのだが、かなり趣向が違う。両方とも一度しか行ったことがないが、日間賀島はタコ・民宿・観光。対して、佐久島はアート・自然・癒しという感じ。船が苦手な方は、確か日間賀島の方が断然早く着いたはずなので、日間賀島へ行こう。お土産にたこめしを忘れずに。レトルトパウチのたこより、カリカリに乾燥されて宇宙人のようになったタイプのタコの方が美味しいらしい。(比較はしていないが美味しかった)
佐久島には友達と、友達の友達と訪れた。
当時はカメラを持っていなかったので、スマートフォンでたくさん景色を撮影した。
磯に揺れる木漏れ日。
校庭へと続く登り階段。
ぱっと華やかに咲く菜の花。
打ち捨てられた機械と赤茶けた倉庫。
蕾のまじった桜の木。
交錯する、絶妙な勾配の小径。
貧弱なiPhone6のカメラだが、写真を見ると、脳裏に風景が蘇る。今回は一番好きな一枚だけを載せた。
おこもり生活が終わったら、また行きたいなあ。
15億年ぶりに100均で皿を買った
安かろう=悪かろう?
以前、「アラサーの仲間入りをして、ていねいな暮らし沼(皿部門)におちた」という話を書いた。
area6062.com
皿が好きで好きで仕方がなく、特にstudio m'の皿には目がない。以前記事を書いたときから4ヶ月ほど経過したが、あれからまたコレクションが増えているので、そちらもまた記事にしたいところである。
今日は100円均一の皿の話である。出産前の断捨離イベントの際に、1ミリもときめかないが15年ほど割れずにいたスマイリー柄のマグカップを捨てた。
昔から「安かろう悪かろう」という言葉があるが、100均の皿は安いのにそうそう割れない。寧ろ高い皿ほどよく割れる(頻度)気がするので不思議である。先々週には、気に入って使っていたハリオだかキントーだかの小さな耐熱ガラスボウルを割ってしまった。只今耐熱ガラスボウルロスである。
わくわく離乳食準備
そんな100均の食器だが、最近のものは素人目にデザインが良く感じる。特にセリアの食器。入り口付近に可愛いものがたくさん並んでいるので「買わないように買わないように」と念じ、視線を背けて足早に通り過ぎてきたのだが、先日ついに購入してしまった。
というのも、離乳食用の食器を見繕うために食器売り場をうろうろしてしまったからである。あと数ヶ月で、娘のももちゃんの離乳食が始まる。離乳食というのは、スプーンひとさじのお粥から始まる。ほんっと〜〜〜〜〜に信じられないくらいちょびっとの量なのだ。大人用の食器なんて使った日には、へばりついておしまい。そのため、割れてもいいような100均の小鉢を求めてセリアにやってきたのだった。(あとドラム式洗濯機の防振マットを買うため)
小ぶりなシリアルボウル
ついつい手を伸ばして買ってしまったのが、こちらのお皿。
深いネイビーと、あざやかなイエロー。安い皿によくある表面のプリント加工が苦手なのだが、こちらは塗料が塗ってある様子。皿好きだが詳しくないのでよくわからない。小さめのサイズなので、シリアルを入れすぎなくて済む。ちなみに一緒に写っているレモンの小皿も同時に購入。他にもレモン柄グッズが沢山陳列されていたので、レモン柄が人気があることに100均業界がようやく気付いたようで安心した。この皿だが、縁の加工が少し変わっている。
こんな感じで、裏から見ると深い溝になっている。ここにちょうど指がかかるので使いやすい。
今まで「買ってはいけない」と我慢し続けてきた100均の食器。これを機に、「使いやすそうなものはよく吟味して購入しても良い」というふうに自分ルールを変更したいと思う。これから割れる機会も増えそうだしね。
ナポリタンの味付けはシンプルでも美味しい
皆さんは、パスタを使った料理といえば何がお好みだろうか。ボロネーゼ、カルボナーラ、ボンゴレ、明太子クリーム、ジェノベーゼ、マカロニグラタン……私が一番好きなのはラザニアだ。あの薄い板のようなパスタが大好きなのに、なかなかお目にかかることができないのが残念なところである。昔、デニーズで食べていたく感動したのだが、数年前に提供を終了してしまったようだ。デニーズといえばラザニアだったのに。他にもスタバのメニューに小さいラザニアがあったが、なかなか油っぽいので注意である。
今回は、そんなちょっとお高くとまったラザニアではなく、庶民の味ナポリタンについて話したい。
ナポリタンは意外と奥が深い
前述したように、ラザニアが大好きな私にとって、ナポリタンは今まであまり魅力的ではなかった。誰しもが胸に秘めているであろう「晩御飯のメニューがっかりランキング(失礼)」に、おでんや麻婆豆腐と共に余裕でランクインしてくる。ケチャップで味付けされただけのナポリタンは、ジューシーなナスのミートソースや、まろやかなクリーム系のパスタより、なんとなくつまらなく感じてしまうのだ。
しかし、いざ自分でナポリタンを作ろうとレシピを調べると、意外と味付けにバリエーションがあり、複数の調味料を使うということが分かった。
検索上位にあがってくるだけで
- ケチャップ・にんにく・塩
- ケチャップ・コンソメ・コショウ
- ケチャップ・砂糖・バター
- ケチャップ・牛乳・砂糖・塩コショウ
などなど。それぞれのメニュー提唱者がナポリタンという料理に特別な想いをもっていることが分かった。私も張り切って、一番下のもので挑戦したのが、結果いろいろ計量して入れた割にビミョーな仕上がりになってしまったので、それきりナポリタンは作らなくなってしまった。ナポリタンごとき(失礼)に手間をかけてたまるかという歪んだ思想があったからだろう。
第二のナポリタン人生
あれから2年(多分)。ナポリタンに再び向き合うときがきた。育休主婦として毎日晩御飯をせっせとこさえていると、メニューのマンネリ化防止としていろいろな料理を作りたくなる。献立のローテーションを考える上で、玉ねぎ・ピーマン・ウインナーのみでもなんとなく格好がついてコスパ良しのナポリタンを定番から外すのは愚策。今後の我が家の台所事情的にも、あの日サヨナラを告げたナポリタンにもう一度向き合おうと思った次第である。検索をかけたところ、シンプルで「美味しい」と思えるレシピに出会えたので、以下のページを参考にして3つのポイントを紹介したい。
note.com
レッツ!クッキング
ポイント1
しっかりと下準備をする。特にケチャップの計量を正確にするように書かれていた。たしかに勘で調理をして上手くできた試しがない。マッシュルームも入れたいところだが、使わない。高いから。バターも、健康のためにオリーブオイルに置き換える。ちなみに、ナポリタンの加工肉、ハム・ベーコン・ウインナー論争については、このページが一読の価値ありである。
www.hotpepper.jp
私は生じゃないハムがあまり好きではなく、ベーコンを使うなら他のパスタを作りたいので、ウインナーでガッツリナポリタン一択である。
話が逸れてしまった。
- 具材を切る
- 玉ねぎ
- ピーマン
- ウインナー
- 調味料を計る(2人前)
- ケチャップ100g
- ウスターソース大さじ1/2(8gほど)
この2つの調味料で美味しく出来る。正直に言うと、いろいろ試すのが苦なので、もうこれが正解だと思うことにした。我が家のナポリタンはきっと一生この味。
ポイント2
麺は引き締める。参照元では冷蔵庫で数時間寝かせているが、普通に待ちきれないので、ざるにあげて水で洗う程度にした。勝手に簡易化したため、これだけで意味があるのかよく分からないが、2回作って2回とも美味しくできたので帰納法的にマルなはず。
ポイント3
ケチャップをしっかりと炒める。水分を飛ばすことで、べちゃっとした仕上がりになるのを防ぐのだ。
鍋肌にケチャップが付くくらいまでしっかりと炒めたら、麺を投入して完成。しっかりと焼き付けたほうが香ばしくて好き。
以上の工程で美味しいナポリタンを作ることができる。あとはお好みで粉チーズとタバスコをふりかける。ナポリタンはタバスコ星人にはたまらない料理である。ジャンキーなお味。
勝手に気難しさを感じて敬遠していたナポリタン。3つの簡単なポイントをおさえて、庶民として楽しいナポリタン人生を歩んでいきたい。
我々の育児は始まったばかりだ〜出産レポ⑨
起き抜け豆大福
朝起きると、目の前に横向きにくちゃっとした我が子の顔があった。自分の手を頰の下に敷いている。これが猛烈に可愛い。うつ伏せになってなかったので良かったが、窒息には気を付けないといけない。
退院指導
明日が退院となるので、集団で退院指導を受けた。他の方もみんな眠そうである。産褥期の過ごし方や健診の予定について助産師さんに教わる。
指導が終わると、我が子をナースステーションに迎えに行く。セキュリティ上、預かりの子たちは部屋の奥の方にいて、顔もこちらを向いてなくてよく見えない。あのほっぺたがぽちゃっとした子だろうか…と予想を立てていたら、全然違った。母としてまだまだである。
センターのスタッフさんが「やっぱり朝昼はすごいわね〜みんなとっても静かだったワ!」と言っていた。今晩は嫌な予感しかしない。
最後の診察
この日に切開の傷の抜糸があった。痛みが引いてきて油断しすぎてしまったようで、思ったより抜糸が痛すぎて血の気が引いてしまった。ふらついている私を見たスタッフさんが、少し椅子に座って休憩するように声をかけてくださった。ありがたい。
おじいちゃんおばあちゃん、再来
私の実家の父母がまたやってきた。明日退院して里帰りをするというのに、張り切りすぎである。なんなら昨日来た弟も一緒にやってきた。「はい、これもう使わないから姉ちゃんに」と、出産前後の母子に関わる学術書をくれた。とてもシブい差し入れだった。パパと読むたまひよやゼクシィBabyでは補えない知識欲を満たしてくれそうな本である。弟は昨年度から看護師として働いているのだ。お疲れちゃんである。
はじめてのミルクづくり
某社の営業の方が来て、ミルクを作る体験をさせてくれた。1さじ20mlなので、100ml作るのに5さじの粉を入れる。なるほど、これは寝ぼけていると何回入れたか分からなくなるというのも頷ける。2〜3さじ程度の話だと思っていたので、やってみないと分からないものだと感じた。
やっぱり寝なかった
この日のミルクは40ml。でも、やっぱり飲ませてもなかなか寝なかった。そして、大からのオムツをすり替えた矢先に小、そこからの更に大という応酬を受け、初心者には鬼のようにに感じた。やっと寝たのは午前4時。2日目よりマシかと思いきや、時々覚醒するので戦々恐々としていた。
産まれてからたった数日だが、ももちゃんはたくさんの表情を見せてくれた。ぐっすり寝ているときのすました顔、げっぷをさせるときの力の抜けたおにぎり顔、添い乳後限定の豆大福、どれも愛しい娘の顔で、これからの成長が楽しみになった。
そして退院へ
自分の書類のミスで退院までにメチャメチャ時間がかかったため、その時間を有効活用して写真を撮る。セレモニードレスのひらひらの帽子が可愛い。やっと退院手続きが済み、車へと移動する。「人生初めてのエレベーターだね」「生まれて初めてのお外だね、寒いね」と、娘の人生初を一つ一つ噛み締めて歩いた。人生初のチャイルドシートは、超ギャン泣き。会計を済ませる間も一切泣かなかったのに。里帰り先の私の実家への道中はすやすやと眠っていたが、私は隣で恐々と首を支えていた。
実家に着くと、両親が迎えてくれた。初孫に夢中になっている隙にスギ薬局へオムツを買いに行き、その後、ちょっといいところの仕出し弁当をご馳走してもらった。「お祝いだからね」と、私よりも張り切っている両親なのであった。
育児の始まり
これで出産~入院~退院のレポはおしまい。最後の方はぐだぐだになってしまったが、あれからもう3ヶ月以上経つのだ。善は急げ、鉄は熱いうちに打て、ブログも熱いうちに急いで書かなければならない。
今回のタイトル、語呂がいいので「育児は続くよどこまでも」にしようと思ったが、よく考えてみるとどこまでも続かない。きっと子どもが家にいるのは20年程度のことで、子が側にいる時間は今まで自分が生きてきた時間より短いのだ。子どもが自立するころには、私も50歳近くになっていると思う。自分の好きなことに取り組みつつも、家族とのかけがえのない時間を大切に生きていきたい。
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泣き止まない赤子はいない〜出産レポ⑧
夜が明けた
出産後2日目、初めて二人きりで過ごす夜だった。ただでは泣き止まないももちゃん。抱き上げて散々ゆらゆらして寝たかと思ってベッドに入れると、例の背中スイッチが作動してまたギャン泣き。これを繰り返しているうちにお腹が空き、益々寝なくなる。
3時間おきにミルクを与えることができるので、ナースセンターまで取りに行く。私の個室は一番遠い部屋だったので、行って帰ってくるのが地味に辛い。この日は10mlから20mlに増えた。飲ませるとペチャペチャと口を動かし、満足げな表情をしていた。「ようやく寝てくれる」という安心はぬか喜びであり、この日、ももちゃんが眠りについたのは明け方であった。一時は「永遠に泣き止まないのではないか」という思いをし、精神を疲弊した。
朝食前後に2時間ほど眠ることができた。午前10時頃に親族が面会に来る予定だから、最低限顔を洗いたい。歯を磨きたい。部屋を整えたい。自分のことが思うようにできないのは知っていたが、ここまでとは思わなかった。世の母親はすごい。
N先生と面会
朦朧としながらも身だしなみを整えることができた。親族との面会が終わり、昼食を食べていると「こんにちは〜立ち会えなくてすみませんね〜」と、いかにもN先生らしいセリフとともに登場。N先生は私の卵巣嚢腫の手術をしてくださった先生である。(詳しくは卵巣嚢腫カテゴリにて)
妊娠してからも主治医として健診をお願いしていたが、出産当日の金曜日はN先生は他の病院に行っていて、もも氏は違う先生にとりあげてもらったのであった。
いつもの調子なのに、いつもと違うのはとっても笑顔。調子に乗って「先生、お写真いただいてもいいですか、赤ちゃん抱いてもらって」とお願いしてしまった。快く引き受けてくださった。きっともう二度とないチャンスだったので、自分にグッジョブである。
「本当に手術の時から、有難うございました」と、忙しいであろう先生に、短く感謝の言葉を伝えた。以前記事にしたが、卵巣嚢腫の手術をしていただいた先生だ。病気が見つかった頃は、「病気のせいで、将来自分には子どもができないのではないか」と悪いように考えて涙を流した夜もあった。そんな過去の思いが一瞬で蘇り、先生が去って行く際に「アリガドォゴザイマシダ…」と秒で感極まって涙声になってしまったのが恥ずかしい。
「また外来でね、お願いしますね」と、クールに去っていくN先生。あとで写真を見返すと、ぎこちなく歯を見せている先生は、目を瞑ってしまっている。あの時、先生の目が笑っていたかどうかは、私ももう覚えていない。
はじめての沐浴
午後には沐浴指導があった。寝不足の私には新生児を片手で湯船に浮かべてキープできる自信がなかったため、最初の沐浴は主人にお願いした。
両親学級などで沐浴体験をしたことはなかったが「パパすごい上手〜!」と助産師さんに褒めてもらっていた。良かったね〜と話すと「きっとみんなに言ってるよ」とのこと。上手だったのにね〜。
はじめての添い乳
この日はミルク30ml。でも寝ないこと寝ないこと。困り果てたところに助産師さんがやってきて添い乳をすすめてくれた。添い乳とは、簡単に言うと涅槃スタイルといったところである。これがまたよく寝る。
お腹がいっぱいになり、ポワーッと満足げにそのまま寝てしまうのだ。窒息の危険があったり、授乳=睡眠のクセがつくと後々よくなかったりとデメリットもある。しかし、まあよく寝る。必殺技として活用していこうと思っていたが、生後101日現在でも常用してしまっている。
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赤子はただじゃ眠らない〜出産レポ⑦
1日目の朝
痛みや感動でもやもやとしているうちに朝になってしまった。1時間の連続睡眠を2回とっただけなので眠い。尿意はないが、トイレを済ませる。赤ちゃんが産道を通ると感覚が鈍くなってしまうそうだ。尿意を感じなくても、5時間間隔で行くように指導があった。
朝7時30分ごろ、待ちに待った朝ごはん、ささやか。10分で完食。味噌汁に牛乳という取り合わせだが、仕事柄慣れている。食後、胃が満足したのか、夜よりグッスリ眠ることができた。朝、昨日もも氏(仮名)を取り上げてくれた助産師さん登場。優しい。様子を聞かれたので後陣痛が痛い(頭痛が痛い?)旨を伝えると、お腹を触って「これくらい戻りがいいと痛いと思います〜!」と元気に言われた。良いことだと思っておく。
昼中まで時々来る下腹部の痛みに耐えながら、授乳についての本を読むなどしてダラダラと過ごす。もも氏は小児科医の診察に行っているそうで、まだ昨晩預けたままだ。
ここで主人登場。自宅に帰ってしっかり眠れたようだ。来て早々、ベッドと私の尻にアツアツのお茶をぶちまけてくれたので、シーツとパジャマを取り替える。私に引けを取らないおっちょこちょいである。熱々の煎茶がかかったのが、小さな小さなもも氏でなく、私の尻でよかった。これこそ母性本能である。ちなみに、退院直前に、今度は私がお茶をぶちまける事件があったので、やはり似たもの同士である。
シーツを取り換えてもらったところで、もも氏登場。やや、顔に大きな傷がついているではないか。大きなばつ印は、さながら緋村剣心である。昨晩爪を切ったのに、大変無念。ちなみに、例えに使っておいてなんだが、私はるろうに剣心を履修していない。どちらかといえば武装錬金世代で、昨日リアルに臓物をブチ撒けたばかりである。
はじめての母乳とミルク
早速授乳の指導。深く咥えさせようと思っても、上手くいかずに痛い。この日は結局、2回の授乳でおっぱいが瀕死状態になってしまった。戦闘不能である。
area6062.com産院で講習は受けたが、知識だけではどうにもならない現実がそこにあったのだった。机上の空論。事件は産婦人科病棟個室で起きているんだ。
とりあえず、手で搾乳をしたものをミルクに混ぜて飲ませることにし、メデラのピュアレーンを塗り、回復を待つ。刀剣乱舞の手入れ部屋に入った感じ。とうらぶ、もう何年もログインしていない。推しは薬研くん。
ミルクは一回、雀の涙のような10mlである。もも氏は、これを一瞬で飲み干し、口をチュパチュパさせて、ホニャホニャと泣き喚く。夕方の授乳時には泣き止まなかったので、助産師さんに相談し、更に10ml追加した。
はじめてのミルク拒否
排泄が無かったのが気になったが、ここに来てものすごい音と共に大も小も登場した。ブーの直前はミルクを与えようとしても哺乳瓶を咥えないことがわかった。助産師さんにオムツ替えの方法を教えてもらう。「最初は見ますか?それともやります?」という問いに、「パパがやります」と私が答える。慣れない手つきでの、初めてのオムツ替え。初めてがデッカい大であった。主人はしっかりと完遂して帰っていった。おやすみ。
はじめての寝ゲロ
23時ごろ、ミルクを飲んでオムツも替えて、スヤスヤと寝始めるかと思いきやゲボゲボと盛大な寝ゲロをしたので、焦ってナースコール。まだ羊水が吸収されてないことから吐き戻すことが多いらしい。服を替えてもらい、一安心したと思ったらセカンド寝ゲロ。寝ゲロを見張りながら、夜は更けてゆくのだった。
はじめての背中スイッチ
時刻は2時22分。しめしめ寝たぞ…と思ってももちゃんをベッドに置くと起きてしまった。これが噂の背中スイッチとやらではないだろうか。思ったように寝ないことに定評のある赤子の洗礼を受けた。
娘よ、大志を抱け〜月齢2ヶ月ダイジェスト
3ヶ月になりました
最早名前を口にすることすら憚られる例の憎たらし〜いウイルスにより、世間は暗いニュースに溢れてしまった。一方、我が家のももちゃんはそんなことは露知らず、すくすくと成長している。
ところで、例のウイルスに関連して、Twitterで以下のような大変心苦しい内容のツイーヨを見た。
「こんなご時世だから、出産延期した方がいいんじゃない?予定日変更してもらったら?と旦那に言われた」
「こんなときによく子ども産んだよね〜wと友人に言われた」
基本的に、人間の子どもは約十月十日かけて成長して生まれてくることを知らない大人がいるということに驚きを感じた。やれ性教育やら役所絡みの手続きやら化粧やらについて、公教育の至らなさを揶揄して「学校では教えてくれない!」などとブーブー仰る方がいる。保守的な日本の学校教育に意義を唱えることは勿論大切ではあるが、現場は現状で手一杯なので、まずはこういったマジのアンポンタンをこれ以上増やさないために「とりあえず現行の授業をきちんと聞け」と周知してほしい。ヒトの生殖に関しては小中学校の理科や保健体育の内容であるはずだ。その後で、本気で公教育を変えたいという方は、行政の方に丁寧かつ熱心にご意見していただけると大変助かるといったところだ。
世間には手のつけられないレベルのアンポンタンな方が溢れている中、
「え?離乳食開始?100日じゃないの?」
と、「お食い初め」をちょっと勘違いしてしまってTwitterで晒されたうちの主人はまだマシな方かもしれない。ご存知ない方のために正解を言うと、今は食物アレルギーのリスクなどを鑑みて、子どもの様子を見ながら5〜6ヶ月頃に始めるのが主流である。我々アラサーが子どもの頃は、4ヶ月頃から果汁を与えるのが普通であったようだが、今はNG。離乳食開始の時期も、その時々で流行りがあるように思う。10年後には変わっている…なんてこともなくはないので、実際は正解などないのかもしれない。
毎回前置きが長くなって良くないが、今月の親バカ備忘録を楽しく書いていきたい。先月の親バカ備忘録が未読の方は、先に読んでいただいた方が変化がわかりやすいと思われる。
生後2ヶ月目ダイジェスト
項目立てが難しいのでテキトーだが、雰囲気で読んでいただけると嬉しい。
大きさ
今現在の数値を正確に計測することはできていないが、2ヶ月半ばには5500グラム・58センチだったので、おそらく6キロ超えてるだろうな〜と思って体重計で測ったところ、6500もあった。1ヶ月で1キロ以上増えたということだ。60サイズの服はかなりぴったりとしていて、サイズアウト待った無し。全体的にムチムチと肉がせめぎ合っている。あごは二重に、手脚には謎の線が入り、マシュマロマンになる日も近いだろう。ムチムチベビーに憧れている私は、半年あたりがピークという情報を掴んでいる。娘からミシュラン然としたオーラを感じるのが大変楽しみである。
からだ
首がほぼ座り、うつ伏せにすると首を持ち上げることができるので「わあ〜赤ちゃんだな〜」と強く感じる。仰向けの状態からクルッと横向きになるのが好きなようで、元に戻しても何度でも戻ってくる。可愛い。寝返りの練習も自主的に行っており、平日の昼下がりにはひどく唸りながら全身をヨジヨジする我が子を見つめながら微睡むことも多い。いつひっくり返るのか楽しみであるが、ちょっと心配。
動きが活発になってきたことに伴い、後頭部がおハゲちゃんに。早く戻るといいね。関係ないけど、我が子は指毛がふわっとしていて可愛い。大人の指毛は可愛くないのに。何でもかわいくてずるいなあ。
表情
口元の刺激がなくても、目と目が合うだけで笑うようになった。親としては嬉しい限りである。ちなみに、私の実父に抱っこされるとやや怯えた表情をするので、人の違いが分かっている様子。かわいそうなじいじであるが、新生児期に好き放題こねくりまわしたツケである。
食事
ほぼ完全母乳。飲み疲れてクタっとしているのが可愛かったのだが、体力がついたのか復帰するのが早くなった。最近は授乳回数が安定し、1日6〜8回といったところである。里帰りから戻ってすぐは20回という日もあったので、大分楽になった。最近になって哺乳瓶を初めて少し嫌がったので、少し心配。授乳中に、私の服に手を引っ掛けたり握ったりするのが可愛い。手を組んで飲んでいるのも可愛いし、気をつけスタイルもアザラシのようでイチオシである。
言語
「ウー」「アウー」といったクーイングに留まっていた1ヶ月前。今では我々大人やクルクルと回るメリーの人形に一生懸命話しかけている。例えばこのように…
「ふぐふぐふんぎあ〜ふんぐあわあんなうなあごお〜あうえはいう〜う〜うえ〜あいうあ〜いうっ!ふぇ〜ふゎ〜あぐぅ…」
機嫌がいいと終始こんな調子で呪文を唱えている。一生懸命のお喋りは可愛いものだが、コレを午前3時とかにやられるとかなりのダメージである。
泣き声
状況による泣き方の違いがはっきりとしてきた。「ア゛ーーー!」と勢いよくまっすぐ泣くときは大体空腹。時間を見てちょいグズのタイミングで母乳を提供することでギャンを防ぐことができる。続いて、フニャフニャしながら「アーイゥエ…」と語尾に向けて母音が変化するときは眠いとき。先月記事を書いた際には分からなかったが、眠いサインとして定着してきたので、親としては分かりやすい。助かるワ。その他、かまって欲しいときやオムツが不快なときにフニャフニャと泣いていることもあるが、上記2点がはっきりとしたことでかなり世話がしやすくなった。有難い。
知性
この1ヶ月の間に右手も左手も見つけることができた。一体何を言っているのか分からない方は「ハンドリガード」でググっていただきたい。手を見つけるって、赤子ってそのレベルなのよ。まずは左手を見つけてナメナメ。そして2週間ほど後に右手を見つけてカジカジ。右手を見つけてからしばらくは右手に夢中で左手を使わなくなったので、もしかしたらミーハー気質なのかもしれない。両手を見つけた頃から、手を組み合わせることが多くなってきた。アニミズム的観点から言語化すると、「右手と左手がなかよしさん」といったところである。他の家庭のベビーにもこういった様子が見られたようなので、ハンドリガードと両手の動きはきっと関連しているのだろう。
遊び
フッと顔に息を吹きかけると、全ての行動がキャンセルされる。超可愛い。あとは、ヂューっと脳味噌を吸う感じで頭部にチューをするとコレまた目をつぶって笑うので超可愛いのである。これらは彼女が遊んでいるのではなく、私がちょっかいをかけて遊ぶ方法である。
本人の遊びといえば、先ほど述べた寝返り自主練や、優しいオルゴールのメロディにのって回ってきたお人形をノールックでゲンコツパンチしたり引きちぎる勢いで掴んだりといったアグレッシブなものが挙げられる。
前回の記事に書いた読み聞かせだが、図書館に行くたびに閉館期間が延長されてゆくので、ほとんど実施できていない。あまり本を増やしたくない気持ちはあるのだが、情緒発達のためにブックオフでの調達を検討中である。
総括
1ヶ月前より社会情勢は悪化しているが、ももちゃんは心身ともに大きく成長している。元から引きこもりの私にとっては今の状況は大して苦ではないのだが、こんなことで絵本が用意してあげられなかったり外に連れて行けなかったり…というのはなんだか悔しい。娘は新型ウイルスの感染症の影響がなかった別の世界線で生活させたいと思っているので、広くて人気のない公園を散策したり、人が疎らな田舎ならではの利点を活かして過ごしていきたいといったところである。
いよいよ来週は100日祝い。冷凍庫にはハイウェイオアシスで仕入れた1700円の鯛がカチコチになって眠っている。日々切磋琢磨する娘の成長を願い、素敵なご馳走を作りたい。
おまけ
近くの公園でお花見中にアイキャッチの写真を撮影していたら…
思いっきり握ってしまいました。NG。
小さなサクラの木も、ももちゃんも、ごめんね。
【サイゼリヤ】グリーンピースが苦手な人は柔らか青豆の温サラダを食べてみてほしい
みんな大好きサイゼリヤ
今回は私が一番好きな外食チェーンサイゼリヤの話をしたい。話をするといっても、私はサイゼリヤの料理がただただ好きなだけで、別段詳しいわけではない。しかし、うっかりサイゼリアと誤記しない程度の愛着は持ち合わせている。
地元にサイゼイヤができたあの頃、いや、グランドメニューにカントッチョ(※)が名を連ねていた頃、と言った方がいいだろうか。私のお気に入りは、あの看板メニューのミラノ風ドリアだった。クリーミーなホワイトソースとジューシーなミートソースの応酬。そして低価格、高コスパ。
大人になり、自分のお金で支払いをするようになってからは、様々なメニューを試すようになり、お気に入りが増えていった。これ以上長々とサイゼリヤ自分史を語ってもしょ〜〜もないので、申し訳程度に自分の中の殿堂入りメニューを挙げておく。自分の中で絶対おいしいと言えるメニューがある。しかもとってもお安いとは何と幸せなことだろうか。
・野菜ときのこのピザ
・アラビアータ
・ティラミスクラシコ
・オリーブオイルのドレッシングのサラダ
我が子を連れてサイゼリヤ
先々月、娘を連れてサイゼリヤに赴いた。ももちゃん初めての外食である。本人は食べられないけどね。食事中に不機嫌になってしまい夫婦で交代しながら食事をとったり、オムツ台がないので車でおむつを替えたりということもあったが、出産以来の外食はとても楽しいものだった。
久しぶりのサイゼリヤ。メニューは以下のリンクから閲覧することができるが、深夜帯は避けた方が身のためである。
心を踊らせながら今食べたいものをじっくりと吟味していると、産休中にTwitterで「青豆のサラダはグリンピース嫌いなやつでも食べれる」といった内容のツイートを見たことを思い出した。実は私もグリンピースがあまり得意でなく、ミックスベジタブルにメンバー入りしているのを憎んでいる。当然こんなグリンピースだらけの狂気の沙汰のようなメニューを頼んだことは一度もなかった。ちなみに、Twitterのサイゼリヤマニアアカウントは、ガチ過ぎる方が多いので一般向けではない印象だ。
サイゼリヤ好きを自称するためには代表メニューを網羅したいところである。ガチサイゼリヤーの言葉を信じ、勇気を出して注文してみた。尚、メインはいつもの野菜ときのこのピザである。安心。
混み合う前に入店したので、すぐにやってきた。
うーん、実際に目の前に来るとめっちゃ豆。中央のプリプリ半熟卵を祭り立てるかのように豆が敷き詰められている。恐々と一口食べると、どうだろう。グリンピース特有の変なモッサリ感がなくて大変食べやすい。皮はプチプチとした食感。卵を崩してみると、一層まろやかな口当たりになる。その中でも、レアキャラの加工肉のしょっぱさがアクセントとして効いてくる。ガチサイゼリヤーの言っていたことは本当だったのだ。有り難う、ガチサイゼリヤー。
なぜグリンピース嫌いでも美味しく食べられるかというと、メニューに記載されているようにベビーピーという最高級品を使っているからだと思われる。納得の美味しさ。有り難う、サイゼリヤ。
おまけ
この日のデザートは季節限定(多分)のメリンガータ。サイゼリヤの四角いデザートは大抵びっくりするほど甘いのだが、それも乙である。本当はティラミスクラシコ(少し前に四角いやつじゃなくなった柔らかいティラミス)が食べたいのだけど、こちらはやや値が張る。
撮る前に結構食べてしまった。
※カントッチョはメニューから消えましたが、今でもAmazonやワルツ(製菓用品店)なんかで普通に買えます。
【農協】東浦町「若どりのうみだしタマゴ」で昼食が捗る
農協へようこそ
12月から産休主婦、そして育休主婦生活に突入した今、近場の産地直送売り場に足繁く通っている。農協にはお値打ち価格で地元の野菜が売っており、健康な食事をこしらえるのにこれが大変重宝するのだ。小さなキャベツ2つセットで100円だったりニンジンの大袋がこれまた100円だったり、夫婦2人分の食事を作るのに適当な野菜が安く手に入る。先日、初めて野菜以外に、卵を購入したので紹介したい。
東浦町「若どりのうみだしタマゴ」
妊娠期間中は生卵を避けるために我慢していた大好物、卵かけご飯。実は出産直前には我慢できずに結構食べてしまった。ちなみに何故生卵がよくないかというと、子どもの食物アレルギーの可能性が上がるという科学的根拠の無い説もあるが、サルモネラ菌による食中毒になると母体が体調を崩してよくないというだけである。今となっては気兼ねなく週5くらいの頻度で生卵を食している。昼ごはんが楽チンなんですもの。流石に食べ過ぎな気がするのだが、この農協でゲットした卵は小玉でお値打ちなので、若干罪悪感が薄れる。
1かごで多分9個入っていて170円。数える前に食べてしまったので自信はない。破茶滅茶に安いわけではないが、個数が入っていてこのお値段はなかなかお財布に優しいのではないだろうか。味は普通に美味しく、殻が堅いのもなんだか良い。卵かけご飯好きな人にオススメの商品である。
先日友人に教えてもらったレシピで味玉を作ってみたので、また次の記事で紹介したい。
以上。
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